華氏
単位の種類:
- 温度
世界の使用状況:
- 華氏は20世紀中期から後期にかけて摂氏に置きかえられた。アメリカ、カイマン島、ベリーズでは依然として公式な尺度である。
- カナダでは華氏を補助的な尺度として、摂氏と共に使用されている。そしてイギリスでは、華氏は非公式に使われ続けている。特に、暑い気候を表現する場合に使われる。(寒い気候は一般的に摂氏を用いて表現される)
定義:
華氏は、熱力学的温度の尺度である。水の凝固点が華氏32度(°F)、沸点は(標準大気圧で)華氏212度である。水の沸点と凝固点が正確に180度離れていることになる。 したがって、華氏温度計の1度は、水の凝固点と沸点の間隔の1/180である。絶対零度は、華氏-459.67度と定義されている。
1°Fの温度差は0.556°Cの温度差と同等である。
起源:
1724年にドイツの物理学者ダニエル・ガブリエル・ファーレンハイト(1686年から1736年)によって提案され、また彼にちなんで名づけられた。 ファーレンハイトは、水銀を使用した温度計の製造を開拓し、0°Fを同量の氷、水、塩のを混合したときの安定した温度として確立した。 彼はその後、「健康な人間の口の中の温度、または脇の下の温度」を96°Fと定義した。
その後、水の凝固点をぴったり32°Fと再定義し、通常の人間の体温は98.6°Fとした。
一般的参照:
- 絶対零度、-459.67°F
- 水の凝固点、 32°F
- 温帯気候の暖かい夏の日、72°F
- 人間の平均体温、98.6°F
- 1気圧での水の沸点、212°F