摂氏
単位の種類:
- 温度
世界の使用状況:
- 摂氏は、20世紀中期から後期にかけてほとんどの国で華氏から置き換えられ、すでにヨーロッパで広く使用されている。華氏を正式な尺度としているのは、アメリカ、カイマン島、ベリーズである。
定義:
当初は水の凝固点(その後氷の融点)で定義さていたセルシウス度は、今では正式にケルビン度に関連して定義される派生尺度である。
現在、摂氏0度(0°C)は273.15ケルビン度(K)と定義されている。1 Kと1 °Cの温度差は同等で、各温度計のメモリの幅は同じである。 これは以前水の沸点と定義されていた100°Cが、現在は373.15 Kと定義されることを意味する。
摂氏温度の尺度は、比率システムではなく、インターバルシステムで、それは絶対的ではなく、相対的な尺度に従うことを意味する。20°Cと30°Cの間の温度間隔が30°Cと40°Cと同様だが、40°C が20°C の倍の空気熱エネルギーを持たないことから理解できる。
1°C(摂氏) の温度差は、1.8°F(華氏)の温度差に相当する。
起源:
セルシウス度はスウェーデンの天文学者のアンダース・セルシウス(1701年 - 1744年)にちなんで命名された。 1742年に、セルシウスは0度が水の沸点、100度が凝固点の温度計を作成した。
この頃、他の物理学者は、それぞれ同じような尺度を開発したが、逆に0度は水の凝固点、100度は沸点だった。この新しい「前進的」尺度は広くヨーロッパ大陸全体で採択され、一般的にはセンチグレードと呼ばれている。
この尺度は角度測定との混同を防ぐために、1948年に正式に「セルシウス度」と命名された。
一般的参照:
- 絶対零度、-273.15°C
- 氷の融点、 0 °C(実際は -0.0001°C)
- 温帯気候の暖かい夏の日、22 °C
- 人間の平均体温、37°C
- 1気圧での水の沸点、99.9839°C